7月13日、浅利慶太先生のご命日によせて

浅利先生は、2018年の7月13日にお亡くなりになりました。

今日はご命日です。

私が劇団四季に在団していたのは、13年間でしたが、
CATSから新しいチケットシステムができ、海外作品を次から次と取り入れて、
劇団がどんどん大きくなっていく、まさに大成長期でした。

先生はもちろん厳しくて怖かったですが、半面、情にもろく、人が大好きでした。
理不尽に怒られることもありましたが(笑)、今となってはそれも一つの思い出ですし、
最近では、また別の側面からも見られるようになりました。

舞台稽古中に『CATS』シラバブ役の歌唱指導をしてくださっています

私は今、YouTubeで在団10年目の大きな苦難について語っています。
どうしたって浅利先生からかけられた言葉や、その時の表情が思い出されます。
当時を思いだして胸が苦しくなることもあります。

👉劇団四季10年目。辞めるか、続けるか、私が選んだ道

先生も人間ですから、感情的になることももちろんあったとは思います。

でもそれはひたすら、舞台を良くするため、作品を正確にお客様に届けるため、
そして何より劇団四季を大きくして、演劇をひとりでも多くの方に観てもらうためだったのだと思います。
そのためには、俳優を育てなければいけない。
だからこその厳しさだったのです。

「夢から醒めた夢」で、先生が夢の配達人に言わせた台詞。
夢の配達人の台詞は全て、浅利先生がご自身で書かれ、その思いが強く反映されています。

私はもう、頻繁に表舞台に立つことも少なくなりましたが、一生、表現者ではあり続けたいと思っています。
コンサートやYouTube、そして講演会やセミナー、企業研修などでです。

それが私の心からの祈りと願いです。
それに向かって、今後はひたすらに邁進していきます。
浅利先生からいただいた厳しさも優しさも、そして演劇への熱い想いも、全て伝えていきます。

先生、見守っていてくださいね。

荒川久美江

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