劇団四季「はじまりの樹の神話」客席で隣り合わせた、1歳半の観客

先日、教え子が出演している
劇団四季『はじまりの樹の神話』 を観てきました。

この作品を観るのは初めてでしたが、意外な展開に驚きつつも、
最後はやはりファミリーミュージカルらしい
優しくメッセージ性のある作品に感動を覚えました。

舞台では、

全身で表現する教え子の姿。
その成長を客席から見守りながら、胸が熱くなる時間でした。


そして今回、もう一つとても印象に残った出来事があります。

私の隣の席には、若いお母さんと
まだ赤ちゃんと言ってもいいほど小さな女の子が座っていました。

芝居が始まると、お母さんの膝の上にいるその子は
ぐずることもなく、お母さんと一緒に真っ直ぐ舞台を見つめています。

休憩時間に思わず声をかけてみると、
その子は まだ1歳半。

「全部見ているの?」と聞くと、
おぼつかない言葉で「見てるの」と答えてくれました。

二幕には暗くて、子供にとっては
少し怖いシーンもあるのですが、
その子は最後まで舞台を見つめ続け、
カーテンコールでは小さな手で一生懸命拍手をしていました。


その姿を見て、ふと思い出しました。

私も3歳のとき、母に連れられて初めて映画館で
ミュージカル映画 「サウンド・オブ・ミュージック」 を観たそうです。

そのときも、ぐずることも眠ることもなく、
最後までじっと見ていたと母から聞いています。

でも今日出会ったのは、まだ 1歳半。

この子の姿を見ながら、
もしかしたらこの小さな女の子も、
いつか舞台やミュージカルの世界に心を動かされる日が来るのかもしれない——
そんなことさえ想像してしまいました。

言葉の意味がまだ分からない年齢でも、
舞台の空気や俳優たちのエネルギーは
きっと何かを伝えている。

この日の舞台と同じくらい、
いえ、もしかするとそれ以上に、
この小さな観客との出会いが私の心に残りました。

演劇を社会に還元したいと願っている私にとって、
舞台の力を改めて感じた、忘れられない時間となりました。

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