🎭 舞台づくりと企業チームの共通点
舞台づくりも、会社づくりも――本質は同じです。
どんなに優れた脚本や演出があっても、そこに関わる一人ひとりの「信頼」が欠けていれば、作品は成立しません。
私は劇団四季に13年間在籍し、沢山の舞台で様々な役を演じ、退団後は舞台制作も行ってきました。
その中で最も学んだことは、
「お互いの信頼感があると、チームの呼吸は自然にそろう」
ということです。
舞台上の一瞬の“間”や、相手の視線・呼吸のタイミング──それを感じ取る力が、まさに“共感力”なのです。
💞 共感力とは「感じようとする姿勢」
共感とは、単に相手を理解することではありません。
相手の立場に立ち、心・思いを感じ取ろうとする姿勢のこと。
舞台では、共演者の小さな変化を見逃さないことが信頼につながります。
そして職場でも、それはまったく同じ。
たとえば全ての基本となる朝の挨拶。
「おはようございます」の声のトーン一つで空気は変わります。
ちょっとしたアイコンタクトや声かけ・笑顔が、相手に“受け入れられている”という安心感を与えます。
この小さな積み重ねこそが、まずはチームの信頼を育てる第一歩です。
🤝 ミスを責めない文化が信頼を育てる
舞台では「ミスを責めない」文化があります。
本番中に誰かが失敗しても、他のメンバーが自然にカバーし、何事もなかったように流れを保つ。
誰かを責めるよりも、「どうすれば次に活かせるか」を考える。
その空気があるからこそ、安心して挑戦できるのです。
企業でもまったく同じ。
挑戦を恐れずに意見を出せる職場には、必ず信頼と活気が生まれます。

🌟 劇団四季に学ぶ“作品主義”の精神
劇団四季には、宝塚のようなスターシステムがありません。
「作品主義」と呼ばれる考え方のもと、舞台に立つ誰もが“作品の一部”として生きることを求められます。
主役・脇役の区別ではなく、
作品全体を輝かせるために自分の役割を全うすること。
その結果として評価されるのです。
だからこそ、常に高い技術力が求められ、
誰が演じても作品の質が変わらない状態を目指します。
おのずと、そこに必要な技術を磨き続ける向上心が生まれ、
自らの責任感と仲間への敬意が育まれていきます。
🌈 信頼がチームを最高のステージへ導く
舞台の成功は、一人のスターではなく、
全員の呼吸の一致によって生まれる芸術です。
企業も同じく、チームが一つの方向へ心を合わせたとき、
初めて大きな成果を生み出すことができます。
信頼は一日にしてならず。
日々の小さな共感と誠実な努力の積み重ねが、
やがてチームを最高のステージへと導いてくれるのです。

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💡次回予告:「リーダーシップと“声”の影響力」
声の使い方一つでチームの士気はどう変わるのか――
舞台と職場の共通点からお話しします。

クミエ・アラカワミュージカルClass主宰
夫婦でサポートする安心婚活「結婚相談所シェ・ラムール」代表
荒川久美江
