芝居– category –
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声を失った夏③― 音声専門外来での衝撃 ―
声帯はスポーツ選手の筋肉と同じ 一度おかしくした声帯は、筋肉も粘膜も思うようには動いてくれません。怪我をしたスポーツ選手が、治ったからといってすぐに試合に出られないのと同じ。 少しずつ動かし、筋肉や関節を修復し、負荷を調整しながら感覚を取... -
声を失った夏② ― 音声障害からの再生記録~声が一切出ない恐怖
シリーズ② 医師とのやり取り編 エアコンが引き金に 私はエアコンが苦手です。「冷え」と「乾燥」は、声にとって最大の敵だからです。 しかしその年の夏、連日の熱帯夜に耐えきれず、一晩だけ冷房をつけっぱなしで眠ってしまいました。その2日後、喉に違和... -
声を失った夏① ― 私の音声障害体験記(序章)
8年前、2017年の夏、私は「声が全く出ない」という状況に直面しました。7月中旬頃、朝起きたら声が出なくなっていました。うんともすんとも言いません。声帯を痛めてしまったのです。 そして今年2025年夏、今度は夏風邪をこじらせ喘息のようになり、咳のし... -
芝居は“感情”ではなく“役を生きる”~演劇から学ぶプロフェッショナリズム
「俳優は“気持ち”や“感情”で台詞を喋っている」と思い込んでいる方が意外に多いものです。でも実際は、まったく逆です。 俳優が舞台で台詞を話す時、個人的な感情や気分は一切排除しなければいけません。大切なのは「役の人生」に集中すること。台詞の一つ... -
呼吸と笑顔で取り戻す、私の新しいステージ~(ハッピースマイルブレスメソッドⓇの力)
7月から体調を崩し、酷い気管支炎と声帯出血により、声を思うように出せない日々が続きました。倫理MSもお誘いいただいた会合や飲み会もすべてお断りし、ひたすら自分の体と向き合う2ヶ月間でした。気持ちの悪い喉の状態と繰り返す咳、自分の声の酷さに「... -
あなたの心が思った通りの自分を作ります
「自分は低い声しか出ないからアルト」「高音は出せないからミュージカルは歌えない」「ミュージカルが歌えないから舞台の夢は諦める」 これ全部、自分で作り上げています。 パートってその音域が出るか出ないかじゃなくて、声質のことなんですよね。低い... -
成功するには共通点がある!!
レッスンしててつくづく思う。 「素直」が一番 始めは誰でもてこずる。するするうまく行く人なんて誰もいない。 でもある時から突然、スポンジが水を吸い込むかのように突然良くなって全てがうまく回りだす事がある それはもうビックリするくらい。 但し、... -
歌うように話し、話すように歌う!!
ミュージカルの世界では「歌うように話し、話すように歌う!!」が良いとされています。どういう意味でしょうか? ぼそぼそとした声や単調な棒読みではなく、声に抑揚があり、リズム感があり、適度な間があることが大切です。声の抑揚とは音域の広さのこと... -
芝居は「役になりきらない」ことが肝心です
舞台を観ていて「あの俳優さんは役になりきっていて凄いですね」と言う感想を抱くこと多いと思います。肉体、表情、声、全てがもうその役にしか見えないのは、俳優と役が一心同体になっているからに違いない!と思いますよね。 ところが・・・そうではない... -
ゼロ幕を作ることで役が生きてくる
芝居の台本を頂いて役作りをしていく上で絶対に必要なのがゼロ幕を作ること。 当たり前ですが舞台は第一幕から始まります。そこに登場人物の一人として立つわけですが、赤ちゃん役でない限り、既に人生を生きているわけです。 どこで生まれ、両親はどんな...
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