今年は6月早々からすでに熱帯夜が続いています。
このままいったら真夏はどうなってしまうんでしょうね⁈
熱帯夜には冷房が必須ですが、喉の乾燥を引き起こすのでそのコントロールが難しいですね。
さて、皆さんは歌を歌った後に声がかれたり痰が絡んだりしませんか?
中には咳が出るという方もいます。
これ、全て発声が悪い証拠です。
もちろん長く歌えば声帯も疲労するので、若干の疲れや喉に充血感を覚えることはあります。
それはスポーツをした後の筋肉疲労のようなもので、休ませて良く眠れば翌日には直っています。
でも毎回痰が絡む場合は、完全に発声が悪い証拠です。
そして声帯に絡んだ痰を強く咳払いしていると、段々声帯自身が傷んでしまうこと知ってくださいね。

一度の咳や咳払いで声帯が出血してしまうことさえあるのです。
そうなると一瞬にして声は出なくなります。
声帯が出血したらステロイド吸入してもあまり効果はなく、とにかく安静にして出血が引くのを待つしかありません。
痰が絡んできたと思ったら、しばらく喉を休ませる、深呼吸をする、水をゆっくり飲むなどの対処をしてみてください。
声の安静=沈黙=喋らない、歌わないが一番です。
日本人は声の衛生に関してとても無関心です。

声帯は弦楽器の弦のように張り替えることができません。
ご自分の声を大切にしてほしいと思う今日この頃です。

久美江