高音が出しにくいという方へ

「高音が出ないタラー」とか「カデンツァなどの跳躍音が苦手タラー」と言う方多いと思います。


実は高音や跳躍音の出し方は「跳び箱」の跳び方によく似ています。


ボイストレーニングの話なのに跳び箱?!とお思いになるかもしれませんが、
私は、歌の技術をスポーツに例えて指導することがとても多いです。
なぜなら、全身を使うという意味で歌もスポーツも共通点がかなり多いからです。

では「跳び箱」とどこが似ているのか?
「助走」→「踏み込み」→「ジャンプ」


大切なのは「準備」と「跳べる!」と信じることです。
跳ぶ目標(高さ=ポジション)と方向性(呼吸)を明確に決めておくことです。
跳び箱は踏み台を蹴って前に飛んでいるように見えますが、実は上に飛んでいますよね?
それこそが高音を出すことと似ているんです。

高さと方向性、これさえ決めておけば絶対に声は出ます!!
あとは跳ぶための筋力アップトレーニングを日々することだけです。(ボイトレですね)

高音に悩みを持つ方は、そもそもポジションと呼吸が間違っていることが多いので、いきなり高音の練習をするのではなく、話声位である中音域から低音、その後に高音と、音域を徐々に広げていき、まずは確実な呼吸の方向性を作り上げることが大事です。
道筋が出来上がってしまうと、案外するすると高音も低音も出せるようになりますよ(^_-)-☆


当然ですが、ボイストレーニングは声だけでなく、肉体のトレーニングということになります。

ミュージカル「CATS」ジェリクルボールより
一番下手でグランジュッテしている黄色い猫が私です(*^^*)

久美江


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