2024年春のこと。
夫が人間ドックで初期の胃がんと診断され、6月に入院・手術を受けることになりました。
「早く見つかって良かった」と思い、二人とも暗くなることなくその日を迎えました。

手術当日、前室で点滴麻酔を受ける夫に寄り添っていた私。
30代半ばくらいの男性看護師さんが夫を迎えに来て、
「どうぞこちらへいらしてください、娘さんもご一緒に」と声をかけられました。
えっ?!
今までも夫の姪に間違われたことはありましたが、面と向かって「娘さん」と言われたのは初めて。
しかも状況が状況だけに冗談を言うはずもなく、二人とも思わず笑ってしまいました。
「私、娘ではなく妻なんです」と伝えると、担当者の方は何も言わず気まずそうな顔。
でも私は内心「いい人だ~(^^♪」と思っていました(笑)
父親と間違われた夫も大笑い!
そういう時、怒ったり気を悪くしたりする人もいるかもしれませんが、一緒に笑ってくれる夫が本当に嬉しい(*^^*)
後で「あの看護師さん、心の中で“うんと年下の奥さんもらってこのエロジジイが~!”って思ってたかもね」と夫の言う冗談にまたまた大笑い(笑)
実際は3歳の年の差なんですけどね。

その後、手術・入院・病理検査の結果を経て、医師からは
「がん細胞がどこにも見つからなかった」という驚きの報告。
「私は300例ほど胃がんを切ってきましたが、こんなことは1、2例あるかないかです」と言われました。
検査で採取した小片で取り切ってしまったのかもしれない、とのこと。
狐につままれたような気持ちでしたが、時間が経つと「治った!」という喜びにあふれ、
「きっと手術室に入る前に二人で大笑いしたのが良かったんだね」と話し、
「あの男性看護師さんのおかげだね」と顔を見合わせてまたまた大笑いしました。

思えば、がん宣告されてからも暗くならず、予定していた温泉旅行にも行き、美味しいものを食べ、景色を楽しみ、普通に暮らしていたのが良かったのかもしれません。
笑顔でいること、声をあげて笑うこと……これらが体温を上げ、いかに体にいいかを実感した出来事でした。

ハッピースマイルブレスメソッドⓇとは笑う効能を活かした呼吸法
まさに、私が提唱する「ハッピースマイルブレスメソッドⓇ」の核となる考え方はこれです。
笑うことで体が緩み、心がほどけ、呼吸が深くなります。
その結果、声が出やすくなり、表情や姿勢まで自然と変わっていきます。
歌うときに呼吸を忘れてしまう人が多い現状から、まずは「笑う呼吸」で体を緩め、声を出すための基盤を作ることを目標にしています。
これは歌う人だけでなく、人前で話す人・声を使う仕事の方・ストレスや緊張を抱える方にも有効です。
また、笑うことがいか心身にいい影響を及ぼすかもわかっていただけたかと思います。
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クミエ・アラカワミュージカルClass主宰
夫婦でサポートする安心婚活「結婚相談所シェ・ラムール」代表
荒川久美江


