声を失った夏⑬~一歩ずつ積み重ねる、新生へのプロローグ

夏風邪から声帯まで痛めてしまったこの夏、私が日々取り組んでいるリハビリはとてもシンプルです。
呼吸法から始まり、軽い開口訓練、発声練習。
そして必ず「コールユーブンゲン」の教則本に取り組んでいます。

いきなり歌を歌うと声が引っかかってしまうこともあるのですが、
基本の教則本から入ると不思議なくらい声が自然につながっていくのです。
やはり、何十年経っても音楽教育の礎となっている教材はすごい。
学びの順序がしっかり組み立てられていて、基礎から応用へと無理なく導いてくれます。


目次

原点に立ち返る時間

2017年に音声障害を患った時は、今年以上に声帯粘膜を酷く痛め、ポジションも完全に失いました。
だからその時もまるで大学受験前に戻ったかのように、
「コンコーネ」と「コールユーブンゲン」を練習しました。
音大受験生ならば誰もが必ず練習する本です。


特に今は「音をよく聴き、一つひとつのポジションを取り戻す」ことを大切にしています。

毎回録音し、自分の声を客観的にチェックしていると、
音程やポジションのずれ、喉への力み、声の方向性などが驚くほど見えてきます。


声は日々変化するもの


声の状態は本当に日によって違うのです。

昨日は少し声を出しただけで引っかかって落ち込んでいたのに、
今日は驚くほど伸びやかに二点Gまで出てしまう。

健康な喉でも調子の波はあるのだから、
一喜一憂せず「今日はこういう日」と受け止めることが大切。
言語聴覚士の先生からも「調子が悪い日は、そういうものだと思ってください」と教わりました。
無理をせず、少し休めばまた声は応えてくれます。


恐る恐る出すことの危険

一度喉を壊すと「怖い」気持ちが先に立ち、
小さな声や息混じりで話してしまいがちです。

でも実はそれこそが声帯に負担をかけてしまうのです。
もちろん状態によりますが、声はきちんと出すことが大切。

特にソプラノボイスは繊細で、決して雑には扱えません。
私は過去に無茶をして喉を酷使し、大切なものを失いました。
だからこそ今は丁寧に、丁寧に向き合うしかないと実感しています。


苦難を使命に変えて

それでも私は「気づけて良かった」と思います。
2017年の出来事を振り返りながら、喉を痛めた経験をブログに綴ることで、
臨場感を持って声の大切さを伝えられる。

一度壊しても復活できることを、自らの体で証明できる。
これは私の使命だと感じています。

今は基本に立ち返り、丁寧にポジションを積み重ねています。
この訓練が完成した時、私はきっと生まれ変わります✨✨

女優として、シンガーとして。
そしてセミナーや研修の講師として、
実体験に裏付けられた確かな理論と実践をお伝えできるでしょう。

苦難をただの苦難で終わらせてたまるものですか(笑)

声の大切さを、あなたや御社のステージにも

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