婚活中の女性に「どんな人と結婚したいですか?」とお聞きすると、
「私を大切にしてくれる人」
「愛してくれる人」
「理解してくれる人」
という声をよくいただきます。

特に「私を理解してくれる人」と答えるのは、仕事に一生懸命取り組んできた女性に多い印象です。
結婚後も仕事を続けたいなら、パートナーの理解と協力が必要なのは当然のことですよね。
でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
「私を理解してほしい」と思うなら、あなたもお相手を理解しようとしていますか?
お相手にも仕事があり、大切にしている時間の使い方や趣味、価値観があります。
自分の希望ばかりを優先していると、大事な出会いを逃してしまうことがあるんです。
実は私も、婚活を始めた頃は「絶対に仕事を理解してくれる人じゃなきゃダメ!」
とガチガチに力が入っていて、プロフィールを見ただけで「この人は無理」と決めつけていました。
でも、それってとてももったいないことだったな…と今は思います。
少しだけ、考え方を柔らかくしてみませんか?
バリバリ働く女性が、毎日がんばって生きていくのは本当に大変です。
私自身も長年ひとりで働き、時には鉄の鎧をまとわなければやっていけない日々を経験してきました。
でも、家に帰るとふっと孤独が押し寄せてきて、「いつまでこんな生活が続くんだろう…」と涙がこぼれた夜もありました。

だからこそ、帰る場所に優しい声で「おかえりなさい」と迎えてくれる人がいてほしい。
心から安心できる家庭が、きっとあなたにも必要なのではないでしょうか。
でも、その家庭をつくるためには、「○○してくれる人」を探すだけでは足りません。
あなた自身が、「この人に○○してあげたい」と思える気持ちを持てるかどうかが大事なのです。
理想の相手を探す前に、まずは自分の心の鎧をそっと脱いで、素直な気持ちで人と向き合ってみませんか?
少し肩の力を抜くだけで、不思議なくらい素敵な出会いがやってくることもあるんです。
ちなみに、私は結婚後にある方から「顔が変わったね!」と言われました。
とっても穏やかで柔らかい雰囲気になったね、前は怖かったと・・・(^^;)
確かにそうかもしれません。

結婚相談所シェ・ラムール
荒川久美江
藤井健二