年収6500万円の経営者と出会って気づいた、本当に大切なこと

2017年1月、私は大手のデータマッチングサービスに登録しました。
毎月2名のプロフィールが届くシステムで、11月、ある1枚のデータが目に留まりました。

書類で収入証明が義務づけられているので、間違いではありません。
正直、興味と年収の魅力に引き寄せられ(笑)、お会いすることにしました。


出会いと交際

実際に会ってみると、気さくで頭も切れ、話も面白い方。
けれど、「結婚」や「交際」というイメージはあまり浮かびませんでした。

それでも「少し付き合えば変わるかも」と思い、4か月で4回のデートをしました。
忙しい経営者ですから、会えるのは月1回ペース。
そして4回目のデートが、私の復活コンサートの2週間前に決まったのです。


運命の分かれ道

そのコンサートは、半年間の音声障害から復活しての大切な大切な舞台。
チケットは完売、絶対に失敗できないものでした。
冬は風邪やインフルエンザが流行していて、人混みを避けたい気持ちでいっぱい。

でも、「このデートを逃せば、次はいつ会えるかわからない」と自分を説得し、
マスク二重・厚手のコートで完全防備して出かけました。
およそデートを楽しむという装いではなかったと思います(笑)


そして…

結果は…4日後、私だけがインフルエンザに。
大事なコンサートの直前、心から後悔しました。

幸い、声は本番の直前に戻り、コンサートは成功。
しかしその後、ストレスから突発性難聴の一種を発症してしまいました(T_T)
後に、これが私の人生の大転機となるのですが、それはまた別の機会に。


気づいたこと

無理に相手に合わせ、自分の本音を押し殺した結果、体が悲鳴をあげたのです。
私は経営者や高収入の男性を求めていたのではなく、
**家庭では穏やかに安心できるパートナー**を求めていたと気づきました。

社長さんも、私のような気の強いタイプより、
おっとり癒し系の女性が合っていたと思います。
二人が家庭にいたら…常にバトルだったかもしれません(笑)


条件よりも大事なこと

「年収6500万円」という条件は輝かしいものでしたが、
本当に大切なのはそこではありませんでした。

婚活ではどうしても条件や見た目に目が行きがちですが、
自分の人生に本当に必要な相手は、それだけでは計れません。

まずは会って話してみて、違うと感じたらやめればいい。
条件に縛られすぎると、運命の人を見逃してしまうこともあります。


今の私

あの経験から、自分に嘘をつくのはやめました。
そして今、趣味も相性もぴったりの優しい夫と結婚し、毎日が楽しく幸せです。
もちろん生きていると様々な試練が訪れますが、二人で乗り越えていけるので大丈夫です。

これから婚活を始める方へ、少しでも参考になれば嬉しいです。

結婚相談所シェ・ラムール
荒川久美江
藤井健二

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