2017年9月上旬、また声帯が悪化してしまいました。
飲みたくない抗生物質をたんまり飲まなければならなくなり、それまでの先生に対して少し不信感が芽生え始めていた頃のことです。
医師への不信感
「医師の絶対的自信ってどこから来るのかな?」
勉強? 知識? 経験?
もちろん素晴らしい先生もたくさんいます。
でも人間だから見落としや間違い、苦手な分野だってあるはず。
にもかかわらず、他の医師を否定したり、プライドばかりが高かったり…そんな医師はどうしても信用できません。
一番大切なのは “親身になってくれるかどうか” だと思うのです。
患者の話を聞きながらパソコンばかり見ていたり、患部をろくに診もせず薬だけ出すような医師には、もううんざりでした。

三度目の病院難民
不信感をぬぐえず三度目の病院難民となった私。
主治医の先生の紹介で、今度は某大学病院のボイスクリニックを訪ね、女性医師に診てもらうことになりました。
診断は――
なんと 「声帯結節」 に加え、 「声帯ポリープ」 まで。
どちらも極めて小さいものでしたが、二つ同時に見つかるなんて…頭が真っ白になりました。
今まで見落とされていたの?
それとも無理をして歌ったから新たに出来てしまったの?
「一体どこまで落ちればいいのだろう」―― 悲しみに打ちひしがれたことは言うまでもありません。
声帯結節とポリープとは
- 声帯結節 …声の使いすぎや悪い発声で出来る“タコ”のようなもの。声帯が隆起するため、隙間ができて声が出にくくなります。
- 声帯ポリープ …声帯粘膜に血管の破れた部位ができ、“血豆”のようになるもの。小さいと自然消滅することもありますが、大きいと手術が必要になります。
歌を歌う人は、咳やくしゃみ一つでポリープができることもあるそうで、本当に注意が必要なのです。
それでも「声を出してください」
そんな二重苦の状態でも、医師からの言葉は
「声は出してください」。
――本当に?
「結節」と「ポリープ」があるのに声を出す?
私は一体、何を信じればいいのでしょう。
この時の一週間は、真っ暗闇の中にいるようでした。
コンサート中止と舞台中止
声帯の不調のため、 2017年10月1日の地元コンサートはやむなく中止。
本番を目前に控えての中止は、本当に辛く、関係者やお客様にご迷惑をかけてしまうことが一番苦しかったです。
そして今年6月には、主演舞台の中止もありました。
こちらは体調不良が原因ではありませんが、本番直前での中止となり、心身が深く傷ついたことは言うまでもありません。
多分、そのダメージがこの夏の咳喘息からの声帯疾患に繋がってしまったと思います。
それでも前を向く
でも今は、落ち込んではいません!!
苦難は起きる。
悪縁もある。
うまくいかないことだってある。
それも人生の一部だからこそ、受け入れ、学びに変え、次に活かしていきたい。
こうして記録として書き残すことで、同じように苦しんでいる誰かの助けになるかもしれないのだから。
声を失った夏⑪に続く――。

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クミエ・アラカワミュージカルClass主宰
夫婦でサポートする安心婚活「結婚相談所シェ・ラムール」代表
荒川久美江
