声を失った夏⑧ ~舞台人の宿敵・乾燥と冷えとの闘い~

今年はまだしばらく残暑が続きそうですが、秋も深まってくると、いよいよ乾燥の季節となります。

冷えや乾燥は人体に良い影響をほとんど与えませんが、俳優やシンガーにとっては風邪をひきやすくなるだけでなく、声帯に直接影響を与えてしまうので、本当に注意しなければなりません。

冬の乾燥や風邪、インフルエンザだけでなく、夏は強すぎる冷房との戦いもあり、声を仕事で使う人にとっては体調管理が本当に難しいものです。
今振り返ると「よく一週間に9回も10回も公演していたな~」と自分でも思います(^^;)


声帯は、内部が硬い筋肉で、その表面を柔らかい粘膜が覆っている二重構造になっています。

音の高低により、声帯全体が大きく振動したり、あるいは粘膜だけが細かく振動したりするのです。

そして粘膜には潤いが必要です。
それを支えるのが「気道液」と呼ばれる粘液で、声帯の振動に大きく関わっています。

つまり喉が乾燥していると、声の出にくさや不調に直結してしまうのです。

だからこそ俳優や歌手は、エアコンの風の強さや方向にとても気を使います。
普段から水分補給を欠かさず、練習中も時々水を飲むことがとても大切です。

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次なる舞台へ向かって

さて、8月27日のコンサートは無事に終了しました。
「どんなことがあっても絶対に成功させるんだ!!」という強い思いで臨んだので、大成功で終わり、本当にホッと胸をなでおろしました。

しかし、10月1日のコンサートはもう一か月後に迫っています。
秋の夜長、月明かりに照らされながら、お寺の境内で演奏する――そんな素敵なコンサートの予定でした。

しかもそれは、私が心からやりたかった一人音楽劇 「虹の橋を渡ったバブ」の故郷公演です。

愛猫バブと💗
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今度は完全に一人で立ち向かわなければなりません。
喉が健康であれば何も問題はありません。
一人音楽劇は、これまで何度も上演してきた作品だからです。

でも……これだけ喉に不安を抱えたままで、本当にやり切れるのだろうか。

声帯は回復傾向に入っているはず。
医師からは
「もう放っておいても治る声帯ではないので、少しずつ声を出し始めてください」
そう告げられました。

一日はゆっくり休み、二日目から恐る恐る声を出し始めました。


しかし、そこからまた新たな試練が待ち受けていたのです――。

✨「声を失った夏⑨」に続く

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