病気になったり体調崩したりすると、気になってネットで調べる事誰でもありますよね?
でもネットってどちらかと言うと、ネガティブな情報が多いと思いませんか?
2018年に、私は「低音性感音難聴」になったんですけど、「難聴」は症状に気づいたら直ぐにでも病院へ行って、一分一秒でも早く治療を始めないと手遅れになるって言われているんですね。
私、結構放置してしまって、病院へ行ったのが10日以上経ってからでした。
2週間を過ぎると完治は絶望的
ってネットには数多く書いてあります。
医師からもらった説明書きにも「早期治療が肝心」って書いてありました。
だから「低音性感音難聴です!」って医師に言われた時は、それはもうショックで立ち直れないかと思いました。
私の場合、全ての音が大きく響いてしまって、脳の中でガンガンに音が鳴るんです。
電車の音、スーパーやショッピングモールにかかっている音楽、レストラン内のお客同士の話し声、換気扇の音、もう全てが大きく聞こえて頭がガンガンして、怖くてその場に居られなくなりました。
当然、自分の声も耳の中で大きく聞こえるし、レッスンで生徒の声を聴き続ける事も出来ません。
耳閉感や低い耳鳴りもしていました。

ネットで調べたら、「低音性感音難聴」はもう治らないって書いてありました。
一時的に良くなってもまた繰り返す。繰り返しているうちに「メニエール病」に移行すると。
私はもう音楽を聴く事も、舞台を観に行く事も、歌う事も、レッスンも出来なくなるんだ・・・・
そう思って絶望しました。
「死んだ方がまし」・・・本気でそう思いました。
そこから「うつ病」を発症してしまうのですが、それはまた追々書きます。
でも・・・でもね・・・・
その後、ネットのネガティブ情報を鵜呑みにせず、諦めずにあらゆることをやりました。
薬を飲みながらも、
鍼灸、運動、耳引っ張り、耳体操、食事療法、ホメオパシー、足裏とふくらはぎマッサージ、
体を温める事、ウオーキング、エア縄跳び、ポジティブな言葉を言い続けるなどなど・・・
YouTubeや雑誌や本を見まくって、少しでもいいと言うものは全て取り入れました。
そうしたら・・・・治りました。
あれから一度も再発していません。
もう完治して再発はしないって自分で決めたので再発はしません(笑)
ありとあらゆることをやったので、どれが効いたのかはわかりません。
でも少なくともネットのネガティブな情報を、そのまま受けとって諦める事だけはしなかった。
それが良かったのだと思います。
日本人て、「幸せホルモン」と呼ばれている「セロトニン」が欧米人に対して少ないんですって
だからどうしても心配事や不安が大きくなってしまう。
そして日本人の「幸せ」の尺度は、相対的に見て判断する事が多いから、
いつまでも自分の持つ幸せに気づけない事が多いらしいです。
ネットは氾濫するネガティブな情報と、他人の幸せで溢れているからどうしてもそれに振り回されてしまいがちだけど、自分軸で生きる事が肝心だと思います。
辛い事や苦しい事があっても、諦めずに精一杯動いてみる事
これが大事なんじゃないかと思いました。

久美江